DECAF焙煎豆の色味について

innocent coffee decafの焙煎と色味について

色味について

弊社のデカフェは、国内にて超臨界二酸化炭素抽出法によりカフェインを抽出しています。
二酸化炭素を臨界状態にして、（気体と液体の両方の成分を持っている状態）圧と温度を上げて、二酸化炭素がカフェインを選択し抽出される方法です。
このことによって、もともと持っている珈琲豆の組織が破壊されて成分が外に出やすい状態になっています。(品質に問題はありません)そのことによりデカフェにする前と比べて、生豆の色味が白色から茶色になりやすくなります。生豆の状態から茶色の状態です。

焙煎について

弊社は20年前よりデカフェを研究し、焙煎から抽出までどのようにしたら美味しいデカフェを作るとこが出来るか日々研究しております。
カフェイン入りの珈琲豆の場合、珈琲豆色味と焙煎度合いで大体の味のバロメーターが共通することが多いですが、(焙煎の仕方により色と味が同じとは限りません)デカフェに関しては、始まりが茶色から始まり、色だけで判断することはできません。
温度プロフェイルを見ながら水分値や、ハゼの入るタイミングなど、確認しながら焙煎していきます。
色だけ見て、焙煎を止めてしまいますと生焼けの状態で浅煎りが出来上がってしまいます。
弊社では、カフェインを除去する前の焙煎豆と同じ味に近づけるように検証し、浅煎り、中煎り、深煎りを焙煎してお客様に提供しております。

油のテカリについて

デカフェ豆は組織が破壊されてしまい、表面に糖や油が出やすい状態にあります。これを防ぐために、デカフェ処理過程、焙煎過程でも研究を進めております。
国内加工デカフェは、いまなお日進月歩しておりますので、もっと美味しいデカフェをお客様に提供できるよう努力しております。

※海外でカフェイン抽出して物も同じような色味や豆の状態です。国内加工に至った状態ではありません。

2021年1月18日

UnCafeSucre株式会社

代表取締役　楡井　有子