JASオーガニック ペルー コチャパンパ
れたコーヒーで、クリーンで甘みが特徴。丁寧に育てられたことが感じられるコーヒーです。気候は熱帯で冷たい海流の影響で年間を通じて過ごしやすく、年中農耕を行える土地として、かつては世界最大級の規模を誇ったインカ帝国の中心地として栄え、今でもその恩恵を人々に与えています。
【軽井沢焙煎所オーガニック】
オーガニック(有機農法)、フェアトレード(公正取引)、小さなコトの1つ1つで地球、人、そして珈琲を守っていきたい!!
普段私達が飲んでいる美味しい珈琲は、未来永劫飲むことが出来るのでしょうか。有機農法で土地や人の健康を守り、公正取引や支援によって生活を守ります。
現地の生活や見えてこない課題を知ること、一人一人の出来ることはとっても小さいですが、諦めず向き合うことの大切さ、今私たちに出来ることを考え、未来に美味しい珈琲と笑顔を届けていきましょう。
下記の支援についてや現地の声などを載せています。長い文章にはなりますが、是非読んでみて下さい。
【農園について】
南米のペルー西部の標高2000mで有機農法により育てらコーヒー栽培と環境“クスコ”は現地のケチュア語で“へそ”を意味し、インカ帝国時代の首都であった当時から文化の中心地として栄え、現在もペルー有数の都市です。 コーヒーの圃場があるコチャパンパ地区は、マチュピチュ遺跡よりさらに奥地にあり、霊峰サルカンタイ山を臨む標高2,000m前後の山中で、今なおインカ帝国の末裔たちが持続可能な循環型有機農業によりコーヒーを生産しています。
【テイスト】
ロースターより
ほのかにオレンジのような甘酸っぱさと、とろみのある質感が特徴的なコーヒーです。バランスが良く香ばしい香りを活かすため、シティローストで焙煎しました。
味・特徴
ピンクグレープフルーツ、ブラッドオレンジ、カシューナッツ
焙煎度合い
シティロースト
生産国 | ペル ー共和国 |
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地域 | クスコ州 コチャパンパ地区 |
品種 | ティピカ、カトゥーラ、ブルボン、カトゥアイ、カティモール |
標高 | 1,600~2,300m |
精製方法 | ウォッシュド |
【支援について】
ルワンダ南西部にあるチングワ地区のコーヒー生産者団体「 MICOF」の圃場は1,300m以上の高い標高にあり、その肥沃な土壌と温暖な気候は、良質なコーヒーの栽培にとっては最適な環境です。
生産量もさることながら、その品質は世界的にも名高く、コーヒーという作物はルワンダの主要輸出農産物として世界中の人々に飲まれています。コーヒー生産者と共に我々が初めてルワンダを訪れた2010年、当時民族対立で疲弊、荒廃していたルワンダをコーヒーを通して再建するために、ルワンダ初のフェアトレードの取組である水道施設の建設が始まりました。
その後、2012年にはチングワ地区にあるガボザ小学校の増設改修を行い、 2016年には同小学校で暮らしに役立つ知恵を育むための家庭科教室の建設を行い、裁縫・栄養・調理教育を初等教育課程での基礎科目としての定着を目指しています。
【輸入している団体について】
ゼンショーフェアトレード部はこちら
【フェアトレード支援】
この豆を購入いただくことでこのような支援につながっています。近年、気候変動の影響でコーヒーの生育不全や病害が蔓延し、やむを得ず馴染みのない別品種のコーヒーの木への植え替えを余儀なくされた生産者も多い。そこでフェアトレードの取組として生産者の思い入れ深いこだわりの品種の生産拡大を支援し、生産者の安定的かつ持続可能な生活の実現するための支援に使われています。
【フェアトレード(Fair Trade)について】
フェアトレード(Fair Trade)とは辞書での定義公正貿易。
・途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形態。(大辞泉)
・伝統的な手工芸品や農産物を公正な価格で取引し、企業や地主などから不当な搾取を受けている発展途上国の人々の経済的・社会的な自立を支援する運動。(ブリタニカ)
・発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な価格で継続的に輸入・消費する取り組み(マイペディア)と様々です。
※ FLO社のものではございません。こちらについてもご相談ください。
【JASオーガニックについて】
2020年JASオーガニック生産工程管理者、有機生産物小分け業者認定取得。オーガニック(有機珈琲)は、珈琲農園からすべての工程においてJASオーガニックを取得し、一貫した体制で管理しています。農薬不使用によって安全性だけでなく、農園や人へのサスティナブル、SDGsにつながる大切な取り組みです。
【珈琲折り鶴プロジェクト】
この一杯の珈琲で農園に笑顔が生まれます
このオーガニックコーヒーは、FairTrade(公正貿易)で取引をしているだけでなく、農園やそれに携わる人々の支援につながっています。私たちが毎日飲んでいる美味しい珈琲は、農園の方々の努力によって生まれています。私たちの笑顔で農園の人々の笑顔につながる取り組みです。
一緒に笑顔の輪を広げていきましょう。
【ゼンショーフェアトレード部2023年11月の様子】
軽井沢焙煎所オーガニック商品がペルーに里帰りした様子もご一緒にご覧ください。
【ペルーの気候について】
今年はエルニーニョ現象の影響もあり特に暑かったと生産者たちが口をそろえて言っていました。
先週私たちが滞在していた産地の近くのキジャバンバ(Quillabamba)という町でも日中は30℃近くまで上がり汗ばむ陽気でした。
産地周辺の地域は通常は9~12月までが小雨季、1~3月が本雨季なのですが、去年11月に訪れた時は全く雨が降らず、
コーヒーだけでなくトウモロコシなどの基礎穀物の生育にも影響を及ぼしており生産者たちも不安がっていました。
今年は例年よりは雨が少ないものの、去年ほどではなく、先週滞在中も少し雨が降ったりして私たちも少し安心しております。
生産者も来年の収穫は期待できると意気込んでおりました。
【コチャパンパの生産者の暮らしについて】
現在72世帯の農家が組合に所属しており、平均して2ha農家のコーヒー圃場を管理しています。
収穫期になると朝3時には起きて山に入り17時くらいまで働いており、近隣の農家たちが協力して収穫、加工を行っています。
以前までは各農家で脱肉していたのですが昨年からは品質均一化のためにチェリーのまま組合員から集めて、
組合の共同水洗加工場(一次加工場)と隣接する乾燥場でパーチメントまで仕上げているそうです。
また、彼らはコーヒーだけでなくカカオやアボカド、マンゴー等の果物のほか、トマトやセロリ、オレガノなどの野菜やハーブ、ニワトリやアヒル、クイ(食用のモルモット)などの家畜も各農家さんが育てており、コーヒーのカスカラや野菜くず、家畜の糞、かまどから出る灰などを混ぜて有機堆肥として畑にまいて循環し、まさに山と共に生きている、そんな生活をしております。
【コーヒー生産コストについて】
日本や他の国でも起きているようにペルー、産地周辺の町でも燃料費や食糧品、生活必需品の物価高騰が激しく、
生産者の生活コストそのものが上がってきております。
また、気温上昇や雨不足など気候変動の影響でただでさえコーヒーの生育不全による生産量低下がおきている中で、気候変動にともなう生態系の変化でサビ病も含めた病気や虫害のリスクもあがっていて、コーヒーを育てること自体が難しくなっており、以前にもまして手間暇をかけて世話をしないといけない状況になっているとのこと。
それでもコチャパンパの生産者のみなさんはおいしいコーヒーを作り届けたいという想いで手間暇惜しまずコーヒーを育てています。
「こんなことも課題になっているそうです。販売や取り扱う企業にも意識したいです。」
ペルーだけではないですが、コーヒー生産者の若手の離農も問題となっており、若い世代がコーヒー生産者という仕事自体を誇りに思えるようにしたいと、私たちも考えています。
まだまだ課題は山積ですので、実際にお客様に接する皆さまにもそういった産地の状況にも理解いただいた上で、コーヒーを扱っていただけますと幸いです。